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コンテナ洗浄機の基本形 (コンベア式とバッチ式)

コンテナ洗浄機の種類には、基本形としてバッチ式とベルトコンベア式の2つのタイプがあるため、それぞれの方式の特徴を紹介。また、バッチ式、ベルトコンベア式のコンテナ洗浄機にはどのような製品があるのかについても紹介しています。

目次

バッチ式

省スペースで1台3役。比較的少量処理向き

バッチ式のコンテナ洗浄機は、洗浄、リンス、脱水を1台に集約した装置で、コンパクト型なので広いスペースがなくても設置できることが特徴です。

また、2個同時洗浄が可能であり、1時間あたり100ケース以下の処理能力を求めるユーザー向き。食品工場や飲料工場などで使用されることが多く、少ない洗浄剤で効率的な洗浄プロセスを提供することができます。

作業時間・工数・
業務負荷を削減できる

バッチ式のコンテナ洗浄機は、ノズルの自動的な昇降および回転ノズルにより、コンテナ内側全体を効率的に洗浄することができるため、容器全体を瞬時に丸洗いすることが可能です。

また、スタッフの業務負荷を軽減できるとともに、作業時間や工数の削減も可能。さらに、複雑な形状の容器から薄いトレイまで、きれいに洗いあげることができます。

バッチタイプ(SPW・SPM)
引用元:ショウワ公式HP(http://www.e-showa.net/product/container-washer/)
バッチ式コンテナ洗浄機
引用元:クレオ公式HP(https://www.a-creo.co.jp/hard/machine-lineup/)
多目的容器・生産機械部品洗浄機
引用元:三協公式HP(http://www.ksankyo.co.jp/products/batch_type.html)
バッチタイプ(SPW・SPM)
バッチ式コンテナ洗浄機
多目的容器・生産機械部品洗浄機

ベルトコンベア式

大量製品容器などの
連続洗浄に向いている

ベルトコンベア式のコンテナ洗浄機は、コンベアにコンテナを連続して流すことができるため、大量処理に対応できます。ただし、機械本体+コンベア部分が必要となるため、設置にはある程度広いスペースが必要です。

また、入口、出口をラウンドトラックで連結しループ状にコンベアが周回するタイプも。主に、大量の製品容器などの連続洗浄に向いています。

洗浄から乾燥まで
連続的に処理できる

ベルトコンベア式のコンテナ洗浄機には、洗浄後に高速・高温の風を当ててコンテナを一気に乾燥させる乾燥機・脱水機の機能を付加することもできます。入口から出口まで連続的に洗浄から乾燥までを行うことができるため、プレス工程でのインライン洗浄などにも活用することが可能。

また、大量処理を実現しながら、ランニングコストを抑えられるタイプもあります。

洗浄乾燥一体型(CVW)
引用元:ショウワ公式HP(http://www.e-showa.net/product/container-washer/)
コンベヤ式洗浄機
引用元:クレオ公式HP(https://www.a-creo.co.jp/solution/container/)
容器洗浄機
引用元:キョウドウ公式HP(http://kyo-do.net/products/containers/item03/)
洗浄乾燥一体型(CVW)
コンベヤ式洗浄機
容器洗浄機

処理能力の差やスペースによって、選ぶ形式が異なってくるコンテナ洗浄機ですが、各メーカーではおおむね、どちらのコンテナ洗浄機に対応してくれるようです。

ここでは、工場の課題解決にまでアプローチしてくれる特徴的なメーカーを3社紹介していますので、あわせてご確認ください。

課題にアプローチする
おすすめコンテナ洗浄機
3選をチェック!

課題にアプローチする
【メーカー別】おすすめコンテナ洗浄機3選

コンテナ洗浄機はどのメーカーでも、置く場所を確認のうえ適したサイズのものを提案してくれます。しかし、選ぶポイントはサイズだけではありません。工場が目指す課題解決にも寄与できる特徴あるコンテナ洗浄機と、それを提供するメーカーを紹介します。

人材不足が深刻化する物流などの
大規模工場向け
メーカー:ショウワ
機種名:無人コンテナ洗浄機
無人コンテナ洗浄機

引用元:ショウワ(http://www.e-showa.net/product/container-washer/)

                     
  • オリコン対応ロボット無人コンテナ洗浄機は、洗浄時は無人で、2000枚/時の処理能力を持ち、人員削減と生産性向上を実現。
  • 自社開発の事前故障センサーを搭載しているため、メンテナンスの人件費の負担を軽減できるだけでなく、大規模な故障による手洗いコストも削減。

ショウワのコンテナ洗浄機を
詳しく解説

品質管理を徹底したい食品加工などの
中規模工場向け
メーカー:クレオ
機種名:DCN115
DCN115

引用元:イプロス(https://ls.ipros.jp/product/detail/384359003)

                     
  • 300~500枚/時の処理能力を持つコンテナ洗浄機。この機種以外にも60~500枚の中規模工場向けのモデルが豊富に揃う。
  • 定期的に実機の衛生レベルをATP検査などで調査・検証を行ってくれ、サニテーション技術を用いた衛生セミナーでスタッフの衛生教育も実施。

クレオのコンテナ洗浄機を
詳しく解説

導入費用を抑えたい下請けなどの
小規模工場向け
メーカー:SJM(エスジェイエム)
機種名:バッチタイプ
パッチタイプ

引用元:SJM(https://www.sjm-container-washingmachine.com/about/)

     
  • 韓国の食器洗浄機メーカーによる洗浄機小型なので、さらに価格を抑えることができます。
    ※バッチ式の平均的処理能力は50~100/hr(編集部調べ)
  • バッチ式なので、洗浄から乾燥、さらには殺菌まで一台で対応できるため、スペースが限られている小規模工場に適しています。

SJMのコンテナ洗浄機を
詳しく解説